こんにちは!明けましておめでとう御座います!本年も宜しくお願い致します!
正月早々色んな場所で歌いまくって(只し、曲はサ●ンのKさん関係限定)喉の調子が上がっている剛脚(?)ローディーです!
今回はPINARELLOのハイエンド機DOGMA F8のインプレをお送りしたいと思います(更に軽量化されたF8 X-Lightではありませんので、悪しからず)。
飽くまでも全て個人的な感覚、意見ですので、性能や抱かれる感想等を保証する内容ではありません事、予めご了承下さい!
因みに私はPINARELLOをF8含めて4台程乗り継いできたPINARELLO好きです(エントリーカーボンからセカンドグレード、ハイエンドと乗ってきました)。
■剛性■
優しさが無い程、間違いなくかなり高いと思います。掛けたトルクが抜ける感覚は皆無で全て推進力に生かされている感覚が強いですし、ひたすら硬質なカーボンチューブを全体に使っている感覚です。トップチューブの普通は指で押すと凹む部分も全く凹まないでガッチリしていますし、チューブ自体がかなり薄い感覚はあります。
フレーム自体のしなりは全く感じ無い程、兎に角剛性が極めて高く極めて硬質なフレームだと思います。特にヘッド周り(ヘッドベアリングが入っており、フロントフォークが貫通しているチューブ)がガッチリ硬い印象が有りますが、一体型ハンドルを使っている為にヘッド周りの剛性が更に上がっているので、それも起因していますが、とても硬質な印象は受けます。
以前乗っていた経験上、前作DOGMA 65.1の方が乗り易さは上だったと思います。明らかに上級者(若しくはプロレベル)レース用として割り切って開発、味付けされており、ある程度ロードの経験(と脚力)があり、尚且きちんとトレーニングをして初めて楽しめるバイクだと思います(剛性が極めて高い上に一つ一つのアクションがかなり過激尚且つ、俊敏で優しさが無いため)。初めての方やロングライドで使いたい方はPRINCEやGAN S、GAN、RAZHA(RAZHA K)、ROKHの方が乗り易く使いやすいと思いますし、体重がある方やレースで使いたいけども、F8は値段も高いし剛性も高過ぎるかなぁ、という方はPRINCE、GAN RSという選択をしても良いかな、と思います。
■発進加速■
高い剛性を生かして軽く、速くこなしていけます。信号スタートも本当に時間差が無くスムースに加速してくれますし、時速40Km/h巡航からの追加加速も本当にアッという間に50Km/h近くまで加速してくれますのでとても気持ちいいと思います。
軽量フレーム独特の動き方をしますので、多少慣れは必要ですが、慣れてしまえばとても楽しく気持ちいい動き方になると思います。
例えますならば切れ味の凄く良いキレッキレの剃刀の様なソリッドな加速感と言った感覚です。常に重いギアをガンガン踏むペダリングより軽いケイデンスで常に回すか本当に多少重めのギアで踏みながら回すペダリングをすると疲れにくく良く進んでくれると思います。
■巡航性能■
エアロ形状が働いているのか、かなり平地での巡航は楽です。時速35Km/h以上から明らかに空気の抜けが違いますし、下り坂での速度の伸びも違います。北風の向風35Km/h巡航も明らかに楽ですし、体力の残り方や走り終わった後の疲れ方が違います。
■ハンドリング■
クイックですが、かなり独特な感覚を覚えます。兎に角フォーク剛性もかなり高いので、全くよれたりハンドリングが不安定になったりする事は無く、俊敏な動きをします。以前のDOGMA 65.1のONDA2フォークは少しフォークに強い負荷が掛かった時にしなりを感じたのですが、今回のDOGMA F8のONDA F8フォークはしなりを全く感じません。
■クライミング■
加速が速いですし、フレームとフォークの剛性が極めて高いですのでかなり楽に登って行けます。私個人はケイデンス70台で左右にバイクを振りながら登って行くやり方が一番楽ですが、シッティングでケイデンスを上げても軽く登って生けますので、踏んでも回しても登っていけるフレームだと思います。ダンシングでバイクを左右に振った時は軽く振れてハンドル(と言いますか、フォーク)の戻りも軽く早いですので、軽快に振れると思います。
■衝撃吸収性■
細かい振動はフレーム側がある程度カットしてコツコツ伝えてくる様に巧く処理してくれ、気持ちいい伝え方をして来ますが、大きい振動はストレートにドスッと伝えて来ます。やはり衝撃吸収性や乗り心地はエンデュランスモデル(=長距離向けや石畳向けモデル)やエントリーカーボン~セカンドカーボンモデルの方が上に感じます。
長文になりましたが、最後までお読み頂き、有難う御座いました。
■お知らせ■
私の次回インプレ記事は春頃~GW頃を予定しています。尚、次回お送りさせて頂きますインプレを最後に暫く私の車体インプレ記事は無期限でお休みとさせて頂き、一旦ピリオドを打たせて頂く予定です。楽しみにして頂いた皆様、また何時もご愛読頂いております皆様申し訳ありません。一方的では御座いますが、何卒ご理解の程、宜しくお願い致します。
■豆知識■
PINARELLOは全体的にフレーム表記よりややフレームが大きめですので、迷ったら1サイズ小さめのサイズを選んだ方が乗り易い場合が多いですよ。実際私はPINARELLO DOGMA F8のサイズ表で53と54の中間ですが、53を選んでいます(ヘッドチューブを短か目尚且つ薄いスペーサー(0mm~5mm)の量を最低限にして元々の位置を下げた上に長めのステムにし、ハンドル位置を低く、遠くしてシートポストも出して背中を完全に潰して地面と水平になる様なポジションで乗る10年位前の古い乗り方なので、それが出来る様にする為というのもあります)。
※画像の車体は完成車例であり、実際の販売はフレームセット(フレーム本体・フロントフォーク・専用シートポスト・ヘッドパーツ・コラムスペーサー)のみになります。
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